2019年10月30日(水)、T型フォード再生プロジェクトでは「電気系統の現状確認」を、本学E棟のHUSプラザで行いました。
今回は、T型フォードのエンジンをクランキングさせるエンジンスターター周辺の点検を行いました。
本学のT型フォードは、車両前面にあるスターティングハンドルによるクランキング、もしくはエンジンスターター(モーター)によるクランキングの、2通りの方法でエンジンを始動させることができます。
(スターティングハンドル) (エンジンスターター)
エンジンスターターの電源は、東北大学様のT型フォードと同様のバッテリー(MOLL社の6Vバッテリー)を新たに購入いたしました。(詳しくは9月6日の記事をご覧ください)
エンジンスターターの駆動点検の前に、新調したバッテリーを使用して電気系統の点検を行った結果、12Vと6Vを併用して使用していることが判明。通常T型フォードは6Vバッテリーを使用しており、以前の本学におけるレストア時に現在主流となっている12Vバッテリーを使用可能にするため、改造されていました。
本プロジェクトは、当時の姿への完全復元を目標としているため、現状の12V配線をすべて取り外し、当初の設計と同様の6V配線のみの仕様に変更することとなりました。
続いて、エンジンスターターの駆動点検を行ったところ、駆動はしたものの明らかに回転数が低く、正常な回転数ではないと判断し、エンジンスターターの分解清掃・新規購入を検討することとなりました。
・プロジェクトの詳しい情報は、プロジェクト紹介ページでご覧ください。