2020年2月17日(月)、T型フォードの「エンジンスターターの交換」を、本学E棟のHUSプラザで行いました。
今回は2019年末にアメリカのT型フォード専門店から取り寄せた各種パーツの中から、「エンジンスターター」の性能確認及び交換作業を行いました。
性能確認として、新たに取り寄せたスターターと、現在車両に組み込まれているスターターそれぞれの無負荷実験(無負荷で回し、電流、回転数を測定)を行ったところ、以下の実験結果を得ました。
○ 現在車両に組み込まれているスターター(旧):電流106A、回転数1950rpm※
○ 新たに取り寄せたスターター(新):電流80A、回転数3000rpm
※rpmとは1分あたりの回転数
上記の結果から、旧スターターは内部の摩耗やオイル混入による回転抵抗が大きく、電流値や回転数が正常ではないため、新たに購入した新スターターに交換すべきと判断しました。
(左:回転計 右:クランプ電流計)
作業時間の都合上、当日はスターターの交換作業および電気系統の変更作業(12V配線を6V配線に変更)をもって一旦終了し、この続きは翌日行うこととなりました。
(12V配線パーツ) (6V用スタータースイッチ)
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